―小さい頃はどんなお子さんでしたか?
内向的で、人見知りな子でした。活発ではなく家が好きでしたね。
絵を描いたり、作ったりするのは好きで、学校の授業では図工が一番好きでした。自由に出来る範囲が広くて楽しかったですね。
物静かで話すことが苦手で、絵とか作ったもので表現するのが好きでした。それは今も変わらないですね。
―美術の学校に進まれたきっかけは?
中学受験で中学、高校、短大へと進みました。もともと、第一志望ではなく、第一志望だったキリスト教系の学校の園芸や農業の時間の多い学校から、美術の学校へという感じで。
美術の学校は女子校だったんですけど、色の濃ゆい学校でした。みんな群れるタイプではなく、それぞれ自分の好きなことを突き詰めていて。漫画とか宝塚とか。こんな生き方があるんだと、面白い学校でした。
―いつからイラストレーターとして活動されましたか?
もともと絵は本業ではなく、布を染めたり織ったりする繊維系のアートのテキスタイルを専攻していました。あと、立体物も作っていました。学校卒業後はジュエリーの会社で2年間、企画デザインをしました。そのあと、ワーキングホリデーで2年間イギリスで過ごし、帰国後に教会学校で使う『聖書教育』のテキストに載せる絵を描かないかとお誘いを頂き、それがはじまりでした。それが2012年で、毎週描き、今も続いている感じです。
―イギリスに行かれたそうですが、そこでの生活はいかがでしたか?
22歳で日本しか知らない中、刺激だらけでした。価値観や信仰的にも変わりました。世界には色んな人がいるなあと。ロンドンの日本人教会に通っていたのですが、教会のメンバーとの出会いでもとても刺激を受けました。以前は洗礼は受けていたけれど、神さまとつながっている実感がないという感じ。けれど、イギリスに行ってみて、神さまってすごく身近にいて、色んな場面で助けてくれていると感じました。私個人をしっかり見て愛して下さっているみたいなことを実感しました。自分の力では何もできない状況だったからとも思います。後先、考えず無茶したり。でも、守って下さって楽しいことも与えてくださって。
―これからどんなことをしていきたいですか?
今の感じの活動とか仕事とかを続けていきたいです。
今はイラストを描いているんですけど、素材とかチラシとかをつくるグラフィックデザインとかも。あと、ネットだったり何でもいいんですけど、自分の作品を海外の人に見てもらえる機会を持ちたいです。そこで感想を聞いて、インスピレーションをもらい、作品を作っていきたいです。
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